学びとは何かを学ぶ、というテーマも興味をそそられます。
為末さんの講演では、スポーツをベースとしながら「人は何のために学ぶのか」から始まり、学びによって人がいかに変化していくのか、また、学ぶとは最終的に楽しむことだという話を聞きました。
世界の頂点を極めようと戦い、研究し、実践した方の言葉は説得力があります。
どれだけの深い考察から発せられる言葉でしょうか、とても明快で、澄んでいて、身に沁みました。
教育経済学の中室教授のお話は、世界中の膨大な研究から導き出される理論を、切れ味の良い解説で次々と展開していくもので、こちらもグイグイ引き込まれました。
自制心ややり抜く力など、数値化して判断しずらい「非認知能力」の重要性についても、知る機会となりました。
阿部知事を交えたトークセッションも、お三方ならではのお話が盛りだくさん。
テクノロジーの進化が加速していく現代から未来へ、人はなにを学び、どう学びべば、豊かに幸福に生きていけるのか。
その問いの答えは、簡単でもないし、一つでもないし、また私自身と他人では違うのかもしれないし、
けれど考え続けることの大切さに気づいた良い機会となりました。
色々考えたり、新しいことを始めたくなる、有意義なフォーラムでした。
余談ですが、
会場からの質問コーナーで、私の問いが採用され、為末さんに答えていただきました。
納得の回答でありがたかったことと、
かつてラジオ番組に投稿して採用された時と同じような喜びと、ダブルで嬉しかったです
