お久しぶりの投稿です。

忘れられているかと思いますが、、、後藤美絵です。

いつかこのブログで今年の本屋大賞を発表したいと
書いたような気がしたので2020年が終わってしまう前に!!笑



今年はいつになく沢山本が読めた一年でした。
中でも一番心に残った作品は、

実は2019年に実際の本屋大賞を受賞された作品。


瀬尾まいこさんの そして、バトンは渡された  です。



遅ればせながら今年初めて読んだのです。。。


D8841B31-A9FF-42DD-A672-3EA1B8D83F44

ーーーーーーーーーーーー


3回も苗字が変わった主人公 森宮優子。
3人の父親と2人の母親を持つ。
一見すると複雑な家庭環境にマイナスな感情が向けられがちだが、
彼女は全く不幸ではない。


「こんなにも親に沢山の愛情を注がれている人はなかなかいない。」
と、高校の担任からのメッセージにあるように。


そう愛に溢れていてほっこりする物語なのだ。


ーーーーーーーー


一言で言うと、なんでもっと早く読まなかったのかと
悔やんでしまうぐらい読んで本当に良かった!

森宮さん(3人目の父)と優子のボケとツッコミのような
テンポの良い会話にクスッと笑えたりもして。

そして
300ページを越えたあたりから涙腺が緩くなり、、、
ラストはもう涙が止まらなかった。


それも頭にはっきり浮かぶのだ。
現実に見てきたものと重なるから。

バージンロードでの父から新郎に繋ぐバトン。
そう、エスコートチェンジ。

結婚式の司式者として
何度立ち会ってもジーンとくるこの場面が浮かばないわけがない!


家族のカタチ 多様化してきてる。
いろんなカタチ みんな違っていい。

実際、いろんなカタチの家族に出会います。


いつか担当させていただいた新婦さまは
これまでお世話になった父親代わりの叔父や祖父など
数歩ずつエスコートチェンジしながらお進みいただいたことがある。


人生の縮図というかこれまでの軌跡でもあるバージンロード。
いつだって
司式者としてお手伝いしながらも、
これまでの人生に敬意、
これからの未来に幸せな日々を祈っています。



話は少し反れましたが、
あたりまえの、固定観念を持っている人たちに是非読んでもらいたい。

そんな作品です。

IMG-8066



2021年も沢山本を読みたいと思います!!

憂鬱な日々が吹っ飛ぶぐらい幸せな気持ちになる
沢山の素敵な作品に出会えますように。


それでは皆さま、よいお年をお迎えください。